1800年代


1849年

 

完璧を追求した手仕事

HANDMADE TO PERFECTION

 

ノッティンガム・ロード工場が閉鎖された後も、伝統は終わりませんでした。
熱意あふれる6人の職人たちが団結し、ダービーのキング・ストリートに新たな工房「オールド・クラウン・ダービー・チャイナ・ワークス」を設立。

中産階級の間で高まる格式あるファインボーンチャイナへの需要に応えるべく、彼らは旧工場の人気パターンや作品を継承しながら、美しい手作りの磁器製フラワーで新たな名声を築き上げました。

 


 

1875年

 

新たな拠点の誕生

A NEW HOME

 

1875年、フィリップスとリザランドという2人の起業家が将来性を見出し、新たに「オスマストン・ワークス工場」を開設しました。
この壮麗な施設こそが、現在に至るまでロイヤルクラウンダービーの本拠地となっています。

この地で新たに始動した工房は、「ザ・ダービー・クラウン・ポーセリン・カンパニー」として知られ、高級磁器製造の歴史に新たな章を刻みました。

 

 



1882年

 

アイコニック・オールドイマリ

ICONIC OLD IMARI

 

世界中で愛される名作パターン「オールドイマリ」は、この時代に初めて記録されました。
ロイヤルクラウンダービーのミュージアムに保管されているパターンブックには、その歴史的なデザインが今も残されています。

気品と華やかさを併せ持つこのパターンは、誕生から時を経た今なお製造され続け、ロイヤルクラウンダービーの象徴として世界中にその名を知られています。

 

 


 

1890年

 

ロイヤルの称号を冠して

A NEW ROYAL NAME

 

1890年、ロイヤルクラウンダービーはさらなる栄誉を受けます。
英国王室より磁器製造の任を授かり、ヴィクトリア女王によって社名に“Royal”の称号を冠することが正式に許可されました。
この瞬間、ブランドは新たに「ロイヤルクラウンダービー・ポーセリン・カンパニー」として生まれ変わります。

同年、著名な装飾家デジレ・ルロワが入社し、手描き技法の新たな基準を打ち立てるためのデザインハウスを設立。
金彩や宝石装飾を取り入れた華麗な作品の数々は、芸術性と技巧の融合として今も語り継がれています。