1700年代


1750年

 

ロイヤルクラウンダービーの物語の始まり

THE STORY BEGAN

 

芸術家アンドリュー・プランシェが、ダービーにて初の磁器工房を設立。彼が情熱を注いで手がけた小さなフィギュアたちは、やがて世界中の陶磁器文化の進化を促す存在となります。

運命的な出会いが彼を成功へと導きました。装飾技術に長けたウィリアム・デューズベリーとの友情が、ファインボーンチャイナの製造と装飾における商業的可能性を切り拓いたのです。

創造性と品質への揺るぎないこだわりを共有した彼らは、ロイヤルクラウンダービーというブランドの礎を築きました。その精神は、今も私たちのものづくりの核心に息づいています。

地元の実業家からの支援を受けた二人は、ノッティンガム・ロードに工場を設立。間もなくそのファクトリーは、最高品質のファインボーンチャイナを生み出す場として名声を確立していきました。


 

1761年

 

王室に認められた格式ある伝統

ICONIC ROYAL HERITAGE

 

ロイヤルクラウンダービーと英国王室との特別な関係は、1761年9月、ジョージ3世の戴冠を記念する特別な作品の制作から始まりました。

この歴史的な出来事をきっかけに、私たちは英国王室との唯一無二の関係を築いていきます。以来、ロイヤルクラウンダービーは、ジョージ3世をはじめとする歴代すべての英国君主へ、作品を納めてまいりました。

 



1770年

 

世界が認めた芸術性

WORLD-RENOWNED ARTISTRY

 

さらなる発展を見据え、ウィリアム・デューズベリーは名門チェルシー磁器工房を買収。これにより、当時世界最高峰と謳われた陶芸家たちの技がダービーへと結集しました。

卓越した芸術性に支えられ、ロンドンに華やかなショールームを開設。洗練を極めたダービー製陶器は一躍注目を集め、その名声は現代にまで受け継がれています。

 

 


 

1775年

 

王室により育まれた格式

SHAPED BY ROYALTY

 

優れたデザインと卓越した職人技に魅了されたジョージ3世は、1775年、ロイヤルクラウンダービーに王冠の紋章をブランドのバックスタンプに取り入れることを正式に認めました。

この栄誉ある「クラウンマーク」は、ファインボーンチャイナの気品を象徴する印として世界に知られ、現在もすべてのロイヤルクラウンダービー製品に刻まれ続けています。

 

 


 

1786年

ラグジュアリーデザインの進化

ADVANCING LUXURY DESIGN

 

ロイヤルクラウンダービーに受け継がれる、家族経営の精神はこの時代に芽生えました。

1786年、創業者ウィリアム・デューズベリーの逝去に伴い、息子のウィリアム・デューズベリー二世が急成長を遂げていた事業を継承。彼の完璧を追求する情熱と芸術的な感性は、陶磁器の革新をさらに加速させました。

彼が率いたのは、格式高いファインボーンチャイナの限界を押し広げる才能豊かな陶芸家たち。豪華絢爛な装飾技法と高度な成形技術を駆使し、類まれな美を追い求めました。

その成果は、ロイヤルクラウンダービーを世界中の富裕層や文化人に愛される存在へと導き、今日の「ラグジュアリーの象徴」としての名声を確立する礎となりました。

当時の職人たちの情熱と技巧は、現代のすべての製品にも息づいています。